0019-11-10

男同士



以下の記載は、脳内補正でボーイズラブぽい画で御想像頂けるとなかなかにキモくて良い味になるのでお奨め。

一昨日、年少の友人Tから「暇な日あったら遊びましょうよ」との提案。休日だった俺は二つ返事で了承。
当日記で再三書いているけれど、彼は長年の友達で、ここしばらくやっているセッションバンドのリーダー。作曲とドラムとギターを担当している。
休職中につき暇なので遊び相手が欲しかったらしい。
何で休職中かというとストレスによる神経症。医者から指示を受けて1ヶ月休んでいるとの事。
いや大変なんだなSEって。「みんな壊れちゃうんですよ」だって。上司やら同僚がバタバタとリタイアしてしまい、複数のプロジェクトを一人で抱え込んでいるうちに彼もついにダウンしてしまったと説明された。
俺から見ると順風満帆な人生にしか見えなかったけれど、彼なりの鬱積がそりゃああるよな。
という事で息抜き。
「何しますか?山でも登りますか?」
「バスで行ける所まで行って徒歩で帰ってきますか?」
彼はなかなか身体使うのが好きなタイプで、ジム行ったりもしてるからこういう発想になるらしい。
体脂肪率10%の御仁は言う事が違うよ。
それも面白そうだけど、そういうハードコアなやつはちょっと・・・
「行き先決めずにまったりドライブしようよ」と怠惰な方向で具申させて頂いたところ
「それもいいっすね」とOKが。
で、けさ10時過ぎに彼が迎えに来た。
運転は彼、俺はガス代出して助手席でつまらないギャグを言ったり途中で尿意を訴えたりする係に就任。
晩秋の晴れた冷涼な朝、雲もなく空も高く、風もないドライブ日和。
男二人でなにを和んでいるのだか知らないが、小樽~忍路までのんびり移動。
音楽聴きながら快適なドライブ。ベル&セバスチャンとか、レアグルーヴとか流しながらご満悦。
で、忍路のレアスポットな磯に着いたところ、とても景色がよくて晴れ晴れした気分に。
引き潮で露出したトンネルを潜ったり、妙な形の岩を見てキャッキャ喜んだり、ホモの逢瀬かつうの俺ら。
海水に手を浸して感触を楽しんでると
「落ちちゃダメですよ~」
「だいじょうぶだいじょうぶ」
なんだか俺かわいそうな人みたいな気もしてきた。

あと埠頭に登ってさらに景色を見たり、釣り人を眺めたり。

本当の事をいうと、今日なぜに俺が起用されたのかよく判らず「バンドのシビアな相談でもあるのか」「俺に何か言いたい事でもあるんかじゃないのか」と事前に思わないでもなかったが、結局何もなかった。
やや拍子抜け。まあそれはそれでいいです。

余市や蘭越まで足を延ばすという話もあったけれど「飽きてきた」との御託宣に従い回れ右。
「スリランカ狂我国」でスープカレー食ったあと、今度はなぜかモエレ健康センターへ。二人で風呂浴びた。いよいよホモぽくなってきました。
「ええ~俺のたるんだ豊満な身体見られんのヤだなあ」と一旦拒絶したものの
「いいじゃないですか」と一蹴された。それもまあいいです。
で、風呂入りながら俺のふくよかな肢体を眺めて彼が言うには「やっぱ少し痩せましたね」だって。
確かに自分でもそう思う。あと乳とか腹にうっすら線・・・というか皺が浮いてきたのにも気付いた。
これが俗に言う皮余りか
そういう事をつらつら思ったりもした。
彼は「薬湯で亀頭沁みてヒリヒリする~」と、後半ずっとシャワーで苦しげに己の逸物を冷やしたりしていた。
ご苦労な事である。だから止せと言ったのに。

風呂上り、なにか少し弱った彼は2Fのレストスペース長椅子で寝てしまい、手持ち無沙汰になった俺は「野生の呼び声」(ジャック・ロンドン)を読んだりした。読了。どうでもいいけど漫画化するなら高橋よしひろ以外有り得ないと思う。

その後は淡々と帰途に。
なんだか盛りだくさんなホモ休日だったな。

0 件のコメント: