涙は悲しさだけで、出来てるんじゃない
「タイ怪人紀行」買いなおした。前のは誰かに貸りパクされたきりなもので。
またゲラゲラ笑った。ちょっと和んだ。でもリアルでゲッツ氏が周囲にいても、鼻もひっかけられないであろう自分だから少し悲しくなった。あの人オタクと運動音痴嫌いそうだし。はぁ。そしてひとしきり笑ったあとに、鴨ちゃんがもう居ない事に改めて気付いて胸が痛くなってしまった。
そういうところへきて、これですよ。
うおおお~表紙が、表紙が・・・。
そして紀伊国屋書店を流していると「いけちゃんとぼく」が特設コーナーにあった。とんでもなく目立つ場所にディスプレイされていた。正直びびった。「絶対泣ける本」とかいうランキングで1位というポップがデカデカと。
おい、本当かよ。それは・・・まあ・・・サイバラの本て泣けるけど・・・でも泣いてしまう事を殊更に人に言えない類の作家じゃね?
みんな泣きたいのか・・・泣きたくて本買うの?それってどうなの?せめて「感動した」程度に収めておこうよ読者側はよお~。という俺は未読ですが。なんか釈然としないぞ。
「ぼくんち」で「こういう時は笑うんや」ってかのこ姉ちゃんも言ってたろ。まあ文脈違うけど。
だから俺は今後読んで泣いたとしても、そういう事は「泣いた」「泣けた」なんて、人に言わないぞ。言うつもりないぞ。
そういう矜持くらい持っていたいよ。
ま、それはともかく、この本は、読んでない俺が言うのは筋違いだとも思うけれど「まあじゃんほうろうき」「恨ミシュラン」「ぼくんち」に続く何度目かのグローリイデイズを彼女にもたらすに違いない。つか本気で「上がり」の位置にいくかも。「百万回生きたねこ」級の。
話は逸れるが、同じくらい身を切って描いてる桜玉吉もヒット出して欲しいなあ。漫玉で・・・。
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