離陸のきざし、そしてファースト・クエスチョン
岡田斗司夫氏のレコーディングダイエット公式ブログには、こんな記載がある。
さて、「離陸」では、いよいよ「食べたもののカロリー計算」をはじめる。
まだカロリー制限はしなくていい。今まで食べたものや、今日食べたものがどれぐらいのカロリーなのかを知るのが目的だ。
うん、なるほど。
しかし、俺は今、この過程を半ば始めていやしないか?自炊そして飲み物を除いては割とマメにカロリーを書いているぞ。ややフライング気味だったという事か。ここまではびっくりするほど容易だった。
というのは、スーパーやコンビニで手に取る食物のほとんど全てに詳細なカロリー表示があるのだ。こんな事今までまったく気がつかなかった。いや、読み流していたというべきか。スーパーでも、さすがに生鮮食品には記載されていないが、完成品(という形容もなんだが)にはまず間違いなくパッケージに付記されている。世の中そんなにカロリー計算を重視しているのか?飲み食いする皆さんはそこまでこだわっているのか?
そして、ぱっと見ごまかされがちな事というか、メーカー側の隠したい事が少し読めてきたぞ。
例えば今俺の目の前にある、糖質0を強くアピールしている某発泡酒の500ml缶。
この記載はこうなっている。
******************
栄養成分表示(100ml当たり)
エネルギー 24kcal
蛋白質 0g
脂質 0g
糖質 0g
食物繊維 0~0.1g
ナトリウム 0~12mg
******************
この「100ml当たり」という記述。これです。
本来、商品全部に含まれる内訳を表示するべきじゃないか?この場合なら500ml中の内訳をよ!
それが常識ってもんじゃない?
国民総生産を調べようと思い資料に当たったら、一人当たりの所得しか載ってなかったようなもんじゃない?それってどうなの?
まあ、小学生レベルの算数の問題という事は判る。この表示を3秒も眺めていれば判ることだ。
「あー今一缶空けたから、24kcalかける5で、俺は今120kcal摂取したのね」と。
「ひっかかる奴が馬鹿なんだ」と言いたい人もきっと多いでしょ。
でも、製造元側の「なるべく少なく表示したいという気持ち」は絶対にあるじゃないですか?
だってハンバーガーやおにぎりには、例えば「100g当たり」とかそういう表示は無いですよ?
一包あたりの計測値にちゃんとなっているぞ。
「酒はハイカロリー=ダイエットの大敵というのはもう世間的に知れ渡ってるしそこへきてこの新製品は糖質0つまりかなりマシだという姿勢をアピールしたいですよだからなるったけ少なく見える表示をしたので早とちりするおばかさんは真に受けてくださいね!」
という意思が果たして無いと言えるか?いや言えまい(反語)。
だましやがって!とまでは思わないが、「それじゃ『消防署の方から来ました』商法とあんまり変わらないな」とは思ってしまったよ。だって「ミスリードしてくれたらこっちのもの」って事じゃないか。
阿漕な事をするなあ。まあ表示してくれるだけありがたいと思え!って事か。なにか釈然としない。
たぶん、まだまだこれに類する数字の詐術は多いのであろう。俺は引き続き調査を続行する所存であります、押忍!
では、おやすみなさい。
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